[1] 作詞を学びたいです
石原○次郎
○○県在住の石原といいます。
初めて作詞というものを勉強したいので、この講座を申しこみました。
何年か後には絶対ヒット曲を出したいと思っています。
よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------
[2] はじめまして
多岐川大介
石原さん、はじめまして。わたしはインストラクターの多岐川と申し
ます。(社)日本作詩家協会(社)日本音楽著作権協会の所属で、永
いこと音楽関連に携わっています。作詞以外に作曲歴も永いので、
総合的にこのページの勉強を担当させていただきます。
さて、これから7週間、この掲示板を駆使して、お互い仲良く勉強いたしま
しょう。ときには厳しい指摘や宿題を出しますが、ぜひ、石原さんの
素敵な夢の実現に向かって最後までがんばってください。
先ず、あなたの「お好きな歌やジャンル、または歌手」がありました
ら、ここに書いて教えていただけますか?
--------------------------------------------------------------
[3] 好きな歌について
石原○次郎
あ、ええっとですね、わたしの好きな歌は、っと・・・、好きという
か知ってる歌ですけど、年令がわかっちゃうかもしれませんが、昔
「はしだのりひことシュ−ベルツ」の歌った《 風 》みたいなフォー
ク調の歌なんかです。
こんなような抒情的な詞を作ってみたいんです。詞の字脚とかなんか
については、ここの無料講座で読んでみて大体は解りましたけど・・
--------------------------------------------------------------
[4] 第1回 宿題 です
多岐川大介
石原さん。了解しました。“字脚”を理解していただいて有難うございます。
これをしっかり理解していると“ハメコミ”も出来るようになります。
それではあなたの夢実現に向かって、まず、第一歩の宿題を出します。
どうぞ“自由なテーマ”で作品を1編、とにかく書いて提出してださい。
出来れば今日から3日以内、遅くとも1週間目の○月○日までに、こ
こに書き込みをお願いいたします。
--------------------------------------------------------------
[5] わ、困りました・・
石原○次郎
なにしろ始めたばかりなので、いきなり詞を一編書けなんてといわれ
ても、何から書いていいのやらさっぱり解りません。もう少しやさし
く親切に指導をお願いしますよ・・
--------------------------------------------------------------
[6] ではヒントをさし上げましょう 多岐川大介
それでは石原さん。まず、あなたのお好きなシュ−ベルツの《 風 》
を参考にして、この歌からテーマを借りてくることにいたしましょう
か。ちょっと手っ取り早いやり方ですけど、人真似するのも芸のうちです・・・。
はじめに、このヒット曲の一番の歌詞を抜粋してみますね。
《 風 》
北山 修 作詞
人は誰も ただ一人旅に出て
人は誰も ふるさとを振りかえる
ちょっぴりさびしくて
振りかえっても
そこにはただ風が吹いているだけ
人はだれも 人生につまずいて
人はだれも 夢破れ振りかえる
以下、省略・・・・
さあ、石原さん。この歌のテーマ(主題)は何だと思いますか?
作詞の勉強をするにあたって、いちばんはじめに、その歌のテーマを
さっと掴む訓練をしておくと、あとあと上達が早いですよ。
では、ぜひ声に出して、この詞を読んでみましょう。
音読されましたか?
一人旅をつづけている主人公・・そうですね、これはすべての人に共
通する人生の旅を描いているかのようです。自分自身の一生を旅になぞらえて、そのさびしさを《 風 》に重ねあわせているような感じもしますね。
少しおわかりでしょうか。この歌の底辺にあるテーマは、「人生の淋
しさあるいは空しさ」、といったもののようです。破れ去ったあの日の夢・・
が今よみがえるのでしょうか、石原さんがこの歌を好きになった理由のひとつは、ご自分の生きてきた青春、人生観にこうしたものの見方が重なっているから
とも推測できます。
“なぜおれはこの歌に惹かれたのか?” そこに気づくと、自分の書くべき詞のテーマがおのずと浮かんでくるものなんです。まず、自分自身の経験し
たことから歌のテーマを見つけると、作詞もぐんとやりやすくなります。
さあ、あなたにとっての《 風 》、それはどんな《 風 》なのか・・
これからそれを見つけ出してみましょう。
そのために、『 はじめにタイトルをきめて書く 』というやり方があります。
じつは、歌のタイトルとは“テーマの凝縮されたもの”なんですね。
途中略・・・
--------------------------------------------------------------
[8] タイトル3個考えました
石原○次郎
悩んだのですがね、こんなタイトルではどうですか?
A. 《 風の青春 》
B. 《 風に吹かれてひとり旅 》
C. 《 さよなら風子 》
--------------------------------------------------------------
[9] Good!
多岐川大介
いいですよ!
こうしてタイトルを決めてから書くと、テーマから脱線しにくくなります。
ところでこの3番目のタイトルはユニークですね。でもこれ、“かぜこ”と読むのですか? それとも“ふうこ”と発音するのでしょうか? 作詞の場合、まぎらわしい語句にはふりがな(ルビ)をつけましょう。
もっともネット通信の場合は、今のところふりがな入力ができないので、次のように( )をつけてひらがなで読みを書くとよろしいでしょう。
《 さよなら風子(ふうこ) 》
--------------------------------------------------------------
以下略
|